「自民党無駄撲滅プロジェクトチーム」による新国立競技場のヒアリング
衆議院議員、河野太郎氏による「自民党無駄撲滅プロジェクトチーム」の新国立競技場についてのヒアリングの様子が一部掲載されています。
新国立競技場と年金保険料の強制徴収|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり
文部科学省では、新国立競技場の費用総額についての回答が得られず、27日に再度、フォローアップを行うこととなった。
ランニングコストの見積もりは、売上約60億円、経常利益4億円という数字が示された。(減価償却費は収支に含まれない)
デザインについての専門家との意見交換は今後に行われる。
可動屋根は東京ドーム同様に二重膜の折り畳み式。積雪時や強風時には屋根は開放され、イベントは中止される。
コンペの勝者には13億円が支払われるが、プロジェクトチームから、契約に問題があるのではないかと指摘した。
以下のエントリーでは、スポーツ施設の使用日数、入場者数や収支なども記載されています。
なかなか面白いですね。
新国立競技場の予算上限は1300億円|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり
文科省からいろいろと説明があったが、とにかく最初に1300億円としてコンペを実施した以上、1300億円以上の工事費はダメだと押し返す。資材高騰のためそれを加味して1388億円を上限とすることとして、すみやかに国費およびTOTOからの助成、そして東京都の負担分を確定させることとした。
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サッカーワールドカップ会場となった10の会場の陸上競技の国際大会・日本選手権等、サッカーのJリーグ・日本代表戦等、野球のプロ野球、コンサート等による2011年の使用日数を出してみると札幌ドーム 94日
宮城スタジアム 0日(被災)
鹿島スタジアム 20日
埼玉スタジアム 29日
日産スタジアム 29日
ビッグスワン 24日
静岡スタジアム 5日
長居陸上競技場 57日
ノエビアスタジアム 29日
大分銀行ドーム 22日陸上競技の国際大会、日本選手権等の開催日数と入場数は
日産スタジアム 4日 42,459人
静岡スタジアム 1日 14,815人
長居陸上競技場 5日 18,360人
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いずれにせよ、スタジアムを抱える自治体は億単位の支出を毎年強いられている。
ギリシャを訪問してオリンピック施設のその後を見てきた馳浩代議士より、アテネのスタジアムのその後の報告を聞き、今回のブラジルワールドカップに関するブラジル国内の反発と併せて考えると、IOCやFIFAのスタジアムに関する要求は正当なものといえるのだろうか。
IOCの要求はこうだから、というだけではなく、それがオリンピック後にどう活用できるのかを考えたうえでの施設整備でなければならない。
日本が中心になって、IOC、FIFAの要求を改善させる必要がある。
オリンピックができればよいというだけではだめだ。
このようなやり取りが公表されてなかなか臨場感があっていいですね。
しかも、IOCやFIFAのスタジアムに関する要求に関しても疑問を投げかけています。
河野太郎さん、ありがとうございます。
いずれにしても、東京オリンピックの時だけではなく、東京いや日本を代表するスポーツ施設として、見栄えが良い(派手な)だけでなく、使用者、観客が心地よい時間を過ごせるような評判が続くような施設になってもらいたいです。
コメント[2]
Jリーグを「スタジアムで」観ている者なので、ざっと観ただけで若干気になる「?」もあります。
まず言いたいことは、なぜコンペ前に口出しをしなかったのか。
>デザインについての専門家との意見交換は今後に行われる。
国会議員という立場なのに、知らなかったのはヘンじゃないですか?
とにかく新国立競技場についてガタガタ言うのなら、去年のコンペをする前に異議を唱えるのがスジではなかったのでしょう?、どうしていまごろ?
オリンピック招致が決まってから言い出すのはなぜ?、意味わかりません。
>サッカーワールドカップ会場となった10の会場(中略)2011年の使用日数を出してみると
(中略)
>宮城スタジアム 0日(被災)
>鹿島スタジアム 20日
(中略)
宮城だけでなく、カシマスサッカータジアム(鹿島スタジアムというスタジアムはない)も被災しており、2011年は照明を座席エリアに設置するなど、応急処置でしのいでいます。
6月の復興マッチまでの3ヶ月は稼働していないので、被災の文字を入れる配慮は必要ではないでしょうか。
ちなみに「鹿島スタジアムというスタジアムはない」と書きましたが、わかりやすくするため、という思惑でした、という思惑としての「鹿島スタジアム」ならまだわかりますけど、なにがひどいって「静岡スタジアム」ですよ。
そりゃ静岡県にはありますけどね、そんな名前の競技場はないんです。
おそらく「静岡県小笠山総合運動公園スタジアム」(公式愛称:エコパ(ECOPA))のことを指しているんでしょうけど、ほかのネーミングライツのスタジアムはちゃんと記されているだけに、片手落ちは否めなせん。
個人的にスタジアムのことをやっつけで調べた感満載でちょっと印象悪いです。
つまり、河野太郎がスポーツに関して普段無関心であることがよくわかるのです。
こんな人がなに言ってるの?、と、いちサッカー観戦者としては、イラッとするツボを押されます。
……ちなみに、エコパを作った、当時の静岡県知事が土木に金を撒く人間だったのでこんなの作っちゃいましたけど、当時からあった静岡県内のJリーグのどのチームも立地的に遠い、また、ハコがデカすぎ、という理由が稼働率が低い理由です。
静岡県でも微妙すぎる田舎にコンサートみたいなイベントもきません。こんなのいらない、とは建設が決まった当時から私個人は思っていました。
河野さん、なぜこういうときにチャチャ入れてくれなかったんでしょう?
話を戻して、新国立競技場ですが、では1965年の当時に行われたオリンピックの遺産を見てみますと、個人的意見ですが60年代当時の「未来」が反映されたデザインだと思います。
これは大阪万博の遺産、太陽の塔とも通じるものだと思いますが、その当時は確実に異彩を放っていたと思います。
でも時代は過ぎ、アレらに対して「そぐわない」なんて思う人はいません。
もちろんあのころとは都市デザインの考え方は変わっているとは思いますが、とにかくいまさらガタガタやってると、オリンピックに間に合わないということもありえます。
説明だのなんだのが時間稼ぎだとしたら勘弁して欲しい、というのがいちスポーツ観戦者としてはもどかしいのが本音です。
いまの「屋根ひとつない」「トイレも貧弱」な競技場が聖地とか、やっぱしちょっとしんどいです……。
長くなりましたし、否定的な意見ですので、掲載が不可でしたら反映はない方向性でもかまいません。
たぶん、実際の競技場のことはみなさんワカラナイと思いますし、オリンピックがなかったらこんなことにはならなかったと思うので……。
河野太郎さん、ちゃんと調べてないでしょ、と言いたい部分もあります。
コメント No.1223 | Posted by PIYOKO at 2013年12月29日 21:00 | 返信
PIYOKOさん、コメントありがとうございます。
返事遅れてすみません。
投稿していただいたその日は半日ほどサイトにアクセスできず、ブラウザーでの表示だけでなくFTP接続でもサイトにつながらないという状態だったのでレンタルサーバー会社に表示を止められるというようなかなり深刻な状況かなと思っていました。しかしこちらでコメントの投稿時間を見てみるとアクセスが出来ない間にコメントを投稿して頂いているので日本ではずっと正常に表示されていたのかなと思います。となると表示されなかったのは最近事故の起きた海底ケーブルが原因かな、ベトナムからのアクセスだけがうまくいってなかったのかなと思います。その後も安定して表示されていますので安心しました。
その後、大晦日や正月に入ってまた遅れてしまいました。
しかしここ3週間ほどのネット速度の遅さにはつくづく閉口しています。イライラして気が狂いそうです。まともに使えるようになるのが深夜から朝9:00頃までという状況です。すみません口になってしまいました。
前置きが長くなりましたが、このような拙いブログにコメントありがとうございます。
まず、スタジアムの名前についてですが、確かに正式な名称でないものもありますね。特に自治体が所有者の場合、**県立**公園スタジアムとか長くなるので、呼称をほぼ正式な名前としているようでもあります。
アメリカなどでは人気、有名な施設では命名権(Naming Rights)がお金になるので、オープン時の名前でも、何年かすると別な企業が別な名前を使用して名前が変わっているという事がよくあります。
なので検索する時など手間です。建設時には1つの名前(仮称や旧施設の名前が多い)で、オープン時に名前に新しい名前がついて、数年後にはまた別な名前に変わっているというのが多いでしょうか?
正式名称というのも難しいですね。あの埼玉スタジアムも正式には「埼玉スタジアム2002(さいたまスタジアム にまるまるに)のようですね。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A02002
静岡スタジアムという言葉は、「静岡スタジアム エコパ」という愛称もあるようなので、静岡スタジアムという名前自体が全くどの施設の事かわからないという状況にはならないようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%B1%B1%E7%B7%8F%E5%90%88%E9%81%8B%E5%8B%95%E5%85%AC%E5%9C%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0
このような状況は、建設プロジェクトの時の名前と施設がオープンしてから使われる名前が違うためだと思います。例えばエコパスタジアムについては、当初「静岡スタジアム建築計画」みたいな感じで計画が始まったのだと思います。この名前は、施設が完成するずっと前の計画段階から使われたりするので長い時間使われる事になります。施設の建設にかかわった自治体、ゼネコンや協力会社、設計事務所、地元の人たちなどは新しい名前よりも昔の名前の方がよく通じたりします。自分たちもそうでした。
アメリカでも同じですね。プロジェクトの始まりはよく「場所の名前+arena」なのですが。オープン直前には「スポンサー名+arena」になります。その後また違う企業の名前になったりします。特に所属プロチームが良い結果を出さなかった場合など。
という事で、役所の公式文書に使われた書類ではないと思うので、まったく想像もできないような違った名前を用いたなどでなければ、完全に正式名称に合致していなければおかしいという事でもないのではと思いました。あくまでも私個人の感覚ですのでそう思わない方もおられると思います。
スタジアムの名前だけで長くなってしまいましたので新国立競技場自体については別途コメントしたいと思います。
コメント No.1224 | Posted by Hiro at 2014年1月 1日 19:54 | 返信
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