まずは、ビアホイと呼ばれるペットボトル入りの生ビール。
値段は、9000ドン/リッター。 写真のボトルは2人リッターボトルなのでこれで18000ドン!
洗面器に入れた氷と茹でピーナッツ。
めちゃくちゃ簡単ですが、メニュー(笑)
以下のように書いてあります。(2012年2月現在)
BIA HOi(生ビール) 9000ドン/リッター
BIA CHAI XANH(瓶ビール 青) 75000ドン/瓶
BIA CHAI DO(瓶ビール 赤) 8500ドン/瓶
BIA CHAI SPECIAL(特別瓶ビール) 10000ドン/瓶
感動したのは、この物凄い物価高で物(食材等)の値段が2倍近くに上がったホーチミン市中心部で
値上がりの額がちょっとしか上がっていないという事です。
2009年3月で値段が、8000ドン/リッター
だったのでほぼ3年で12.5%の値上げしかしていないという
驚異的な値段です。
やはりビール会社直営のお店のようなので、値上げしないで行けるのかもしれません。
但し原材料の値上がりだけでも相当なはずなのに、
なぜこの値段を維持できているのかちょっと理解し難いです。
茹でピーナツは2009年で5000ドン/皿だったのですが、
今回いくらだったのかちょっと忘れてしまいました。
でも2倍(1000ドン)ではなかった気がしています。
茹でピーナツとともにここのツマミの代表格のうずらの卵。
昔は5000ドンだったのに、この時は10000ドンでした。
2倍ですね。
おなじみ、ネム(豚の皮の発酵ソーセージ)とソーセージ。
これで10000ドンだったかな。
塩コショウにつけながら、時々ニンニクや青唐辛子と一緒に食べます。
うずらの卵、ソーセージなどを売っているいつものおばちゃん。
最初は店の中で見かけなかったので、
変な話ですが、お亡くなりになったのかと・・・。
お元気そうで良かった。
下の写真は、ソ^セージなどをバナナの皮から取り出して、一口サイズに切ってくれているところです。
これははじめて見たのですが、生ビールの樽を所定の場所にセットしている所です。
多分、水のプールのような所にセットしようとしているのでしょうか?
近くで氷を切ってかち割り氷を作っていますので、
氷が近くに保存されているのかもしれません。
手動クレーンが店内にあり、それを使って樽2つを持ち上げています。
入り口にあるカウンター。
なんか小奇麗になったなと思っていたら、コーラの広告がカウンターの下に張り詰めてありそれで綺麗に見えていました(笑)
店員のおばさんたちもほぼ同じ顔ぶれでした。
店内の様子。
以前と比べて瓶ビールを飲んでいる人がほとんどでした。
たまたまなのかな。
それと気のせいかもしれませんが、客層が少し違う気がしました。
昔は、ベンタン市場でボッタクリをしてきた帰りようなバイクタクシーのおじさんたちで一杯
という危ない雰囲気もありましたが、今回はバイクタクシーのおじさんたちは見かけず、
年配のおじさんたちが普段着で着ているような感じでした。
やはりトゥーティエムフェリーが廃止になった為、
仕事帰りにちょっと飲んでという2区へ戻る人たちがいなくなったのかな
と思いました。
このお店も、本当はもうなくなってしまったとてっきり思っていたのですが、
ビール会社直営なのか、しっかりと営業していました。
ビアホイというのは瓶ビールではなくて樽に入った生ビールの事。
但し昔は生ビールだったが今では瓶ビールしか置いていないという
ビアホイも見かけます。
多分瓶ビールの方が管理しやすいのでしょうね。
ホーチミン市の中心部は、再開発でどんどん高層ビルが建ち、道路や舗道が綺麗になっています。
はっきり言って他のアジアの大都市と何ら変わらなくなってきています。
地元の人が通っていた安くておいしいお店は移転するか、改装して綺麗な店に。
その場合、値段がとんでもなく上がり味も落ちるという場合が多いです。
このお店は、ホーチミン市の中心部でベトナムらしさが残っている唯一のビアホイ店だと思います。
綺麗なお店ではないので、全員にはお勧めできませんが、
超ローカル度の高いお店で安いビールを飲みたいという方にお勧めの店です。
再開発が行われた地域も綺麗な外資系のお店だけ誘致したショッピングモールなどを作るのではなく、
安価で地元の普通のベトナム人が楽しめるエリアなどを政府が絡んで作ってもらいたいなと思います。
サイゴン川、川岸のウォーターフロントエリアや、
Binh Than区、Phu Nhuan区の運河に沿った護岸工事後のウォーターフロントエリアなど、
よい候補地だと思います。
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