ベトナムは他の海底ケーブルに繋げられないのか
ベトナム沖には、ちょっと調べただけで、日本やシンガポールに繋がっている海底ケーブルがあるようです。
以下はNECを始め日本の企業が主体となって設置運営している海底ケーブルのようです。
ベトナムからこれらの海底ケーブルに繋げれば、日本やシンガポールからのルートは沢山選択肢があるはずだし、インターネットの環境は格段に改善するはずです。
Asia Submarine-cable Express(ASE)
NECと富士通が工事を行った光海底ケーブルのようです。
カンボジアにも繋げる拡張工事が6月に発表されています。
NTT Com、光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」をカンボジアに延伸 | RBB TODAY
2014年6月13日(金) 18時30分
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は12日、アジア主要都市を結ぶ大容量光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」(ASE)のルートを拡張し、カンボジアへの接続を行うことを発表した。カンボジアのChuan Wei社と合意した。
カンボジアにおいては、外資企業の誘致政策などを受けて、グローバル企業の積極的な進出が続いているが、現在同国は、国際光海底ケーブルの接続が実現していない。
今後NTT Comは、ASEのカンボジア向けルート敷設の準備を進め、カンボジアのみならず、メコンエリア各国と、シンガポール、香港、日本等のアジア主要都市間で高信頼・大容量の通信環境を提供する方針だ。
ASEは、高い信頼性と低遅延を実現した大容量光海底ケーブル。総延長は約7,800kmで、日本、フィリピン、シンガポール、マレーシア、香港で陸揚げされている。
アジア主要都市をつなぐ光海底ケーブル 「Asia Submarine-cable Express」の建設を完了(2013年2月19日):プレスリリース | NEC
このたび、日本電気株式会社(以下、NEC)と富士通株式会社(以下、富士通)は、日本とフィリピン、香港、マレーシア、シンガポールを結ぶ、総延長約7,800kmの大容量光海底ケーブルシステム「Asia Submarine-cable Express (アジア・サブマリンケーブル・エキスプレス、以下、ASE)」の当初予定していた全ての区間の建設を完了しました。
アジア主要都市をつなぐ光海底ケーブル 「Asia Submarine-cable Express」の建設を完了(2013年2月19日):プレスリリース | NEC
カンボジアに伸びるケーブルからベトナムカマウ沖を繋げると最短ルートになります。
それ以外にも、どうもブンタウ沖は問題がありそうなので、ベトナム中部あたりにケーブルを繋げると別ルートとして安全性が高まるのではないでしょうか?
South-East Asia Japan Cable(SJC)
日本と東南アジアを結ぶ、28Tbpsの光海底ケーブル「SJC」が稼働 -INTERNET Watch
(2013/6/28 12:04)
KDDI株式会社は27日、日本と東南アジアを結ぶ新たな光海底ケーブル「SOUTH-EAST ASIA JAPAN CABLE SYSTEM(SJC)」を同日より運用開始すると発表した。
SJCは、日本からシンガポールまで伸び、中国、香港、フィリピン、ブルネイ、タイ(計画中)にも分岐する、総延長約8900㎞の光海底ケーブル。また、日本をハブとして、南アジアのデータセンターと米国西海岸のデータセンターとの間を最短ルートで接続するとしている。日本側の陸揚げ場所は、千葉県南房総市千倉町(KDDI千倉海底線中継センター)。
SJCの敷設にあたっては、KDDIのほか、中国のChina TelecomやCTGlobal、China Mobile、香港のDonghwa Telecom、フィリピンのGlobe Telecom、シンガポールのSingTel、インドネシアのTelin、タイのTOT、米Googleなどがコンソーシアムを組み、建設は日本電気株式会社(NEC)と米TE Subcomが共同で行った。総建設費は約4億ドル。NECによると、SJCは6対の光ファイバーで構成。初期設計容量は28Tbpsで、300万本のHDストリーミング映像を同時に伝送できる容量だという。
来年16Tbpsで運用開始、アジア各国を結ぶ光海底ケーブル「SJC」陸揚げレポート -INTERNET Watch
アジアと日本を結ぶ新海底ケーブル「SJC」、ケーブル製造工場&敷設船見学会 -INTERNET Watch
こちらも、日本企業が中心となって敷設した海底ケーブル。
こちらもベトナム中部とSJCを繋ぐ工事を行えばよいと思います。
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