Smart Template カスタマイズ暫定策
返信、転送ヘッダーのカスタマイズに便利なThunderbird用アドオンの、
ですが、カスタマイズせずにデフォルトで使っている場合は、
問題がないようですが、
メール折り返し文字をカスタマイズしているような場合は、
Smart Templateがうまく機能しないので、ちょっと強引な方法ですが、
設定をカスタマイズしました。
続きは、その忘備録です。
自分の場合の設定を書いていますので、もし改造を試される場合、
現在の設定はどこかにメモ書きして、
必ずもとに戻せるようにしておく事をお勧めします。
また、ややこしい改造は必要ないから、Outlook風の返信ヘッダにしたいという場合は、
Change quote and reply format
というアドオンを使用するのが簡単です。
Thunderbird 2 での返信ヘッダーの変更
ただしアドオンですので、Thunderbirdのバージョンとアドオンの対応は確認しておく必要があります。
【追記 2011年8月3日】 重要
本Smart TemplateはThunderbird 5には対応していません。
Smert Templateを改造したThunderbird 5 対応版、
SmartTemplate4というものがありますのでそちらをご利用下さい。
詳しくは、以下のエントリーを参照下さい。
SmartTemplate4 - Thunderbird用ヘッダーカスタマイズアドオン
不具合の説明:
Smart Templateは、
デフォルトの72文字で折り返す設定のままではうまく表示されているようですが、
文字の折り返しを画面の幅で折り返すようにカスタマイズしている場合、
所謂、「ツール」→「オプション」→「詳細」→「一般」→「設定エディタ」 で、
editor.htmlWrapColumn →0
mailnews.wraplength →0
mail.compose.wrap_to_window_width →true
と設定している場合に返信ヘッダーの表示がおかしくなるようです。
具体的には、返信文の最初の1~2行が消えてしまうのです。
Smart Templateの作者もそれは気付いいているようで、
「デフォルトのリプライヘッダの代わりに使用する」
というチェック項目の下に注意書きで
*引用部の上に署名を挿入する設定では正常に動作しません
という注意書きが書いてあります。
尚、転送ヘッダーは問題ありません。
という事で自分は暫定対策として以下のようにしました。
つまり、
Thunderbirdのデフォルトの返信ヘッダーの上に、Smart Templateで指定した署名(この場合、返信ヘッダー)を表示させる
という暫定処置です。
以下が私が行ったカスタマイズの方法です。
現在、
Thunderbirdのバージョンは、3.1.9
Smart Templateのバージョンは、0.6.0
ですので、将来バージョンアップでまた表示方法が変わる事も考えられるので、
ご了承下さい。
Smart Templateのがバージョンアップされて、
このような暫定対応しなくてくなるのがベストですね。
カスタマイズの手順:
1.Smart Templateの設定変更
「デフォルトのリプライヘッダの代わりに使用する」のチェックを外す。
2.Thunderbirdの設定エディタの内容を以下のように変更
mailnews.reply_header_type→1
mailnews.reply_header_authorwrote→" " 半角スペースを設定
mailnews.reply_header_colon→値を削除
この設定変更は、Thunderbirdのデフォルト返信ヘッダを、
******* wrote:から、
>... 元メッセージ ...
>... 元メッセージ ...
変更します。
>... 元メッセージ ...
>... 元メッセージ ...
それでSmart Templateの返信ヘッダを上に追加する事により、
------------------ Replied Message ------------------
From: *****
To: *****
Date: *****
Subject: *****
>... 元メッセージ ...
>... 元メッセージ ...
という返信ヘッダが表示されるようになります。
というちょっと強引な方法でした。
とはいえSmart Templateは、返信ヘッダも転送ヘッダも好みで自由に
カスタマイズ出来るのでやはり便利です。
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