2011年8月 3日

SmartTemplate4 - Thunderbird用ヘッダーカスタマイズアドオン

Category : 2011 Diary, Thunderbird

ThunderbirdのヘッダーカスタマイズにSmart Templateを使っていましたが、
長い間更新されていなままThunderbird 5にも未対応でした。

Tunderbird 5がリリースされて結構時間が経つ為、
いろいろ探してみた所、以下のアドオンを見つけました。

SmartTemplate4
最新版は下記のページで確認して下さい。
SmartTemplate4 最新版の確認ページ


Smart Templateの内容を、
別の作者がオリジナルの内容は変更せずに、Thunderbird 5に対応させたようです。

まだバグなどもあるようですのでこれから色々と修正されると思いますが、
取り急ぎ、Thunderbird 5 にアップデートした方には朗報だと思います。
上記のページには、Lightningというスケジュールアドオンと使うと
問題があるような事も書いてありましたが、
自分の場合、問題は出ませんでした。

動作確認したOSは以下です。
Windows 7(日本語、32bit版)
Windows XP (英語版)

SmartTemplate4インストールすると、
Smart Templateの設定は引き継がれるようですので、再設定などは必要ありません。


続きの部分に、設定、カスタマイズの方法を改めてエントリーしました。


【追記】2011年8月9日 重要

今日確認したのですが、
上記のSmartTemplate4のリンク先がアクセスできない場合があるようです
そのような場合、以下のリンクから別のファイルがダウンロード出来ます。

BTJustice's Corrected SmartTemplate For Thunderbird 5+

今日現在、ダウンロードは可能で、問題なく機能しています。
ダウンロードは自己責任で!





SmartTemplate4 をインストールしたら、アドオンマネージャーからSmartTemplate4の設定項目を開きます。具体的には、Thunderbirdの画面で
「ツール」→「アドオン」と移動して、SmartTemplate4をハイライトし、「設定」ボタンを押します。

1.最初の設定画面
最初のページは新規ページ用のテンプレート設定画面です。
ここの画面では、何もしません。


2.返信タブをクリックして返信ヘッダーの編集をします。

返信メールの書式設定用の画面です。
「返信メールに以下のテンプレートを適用する」にチェックを入れ、
「ディフォルトのリプライヘッダの代わりに使用する」には、チェックを入れません。
またHTMLタグを使ってのヘッダー指定も可能です。
そして自分の好きなヘッダーの書式を記入します。
自分は以下の書式にしてみました。
ヘッダーの上に何行か空の行を入れておくと便利です。


------------------ Replied Message ------------------
From: %from%
To: %to%{
Cc: %cc%}
Date: %date%(GMT)
Subject: %subject%


3.転送タブをクリックして転送ヘッダーの編集をします。

転送メールの書式設定用の画面です。
「転送メールに以下のテンプレートを適用する」、
「ディフォルトの転送ヘッダの代わりに使用する」に、チェックを入れます。

自分は以下の書式にしてみました。
ヘッダーの上に何行か空の行を入れておくと便利です。


------------------ Forwarded Message ------------------
From: %from%
To: %to%{
Cc: %cc%}
Date: %date%(GMT)
Subject: %subject%

設定画の一番上に「差出人」あるのは、各アカウント用のテンプレート設定ウィンドウです。
各アカウント毎に、共通テンプレートを使うか、
別途用意したテンプレートを使うかの選択が可能です。
いろいろ便利ですね。


4.Thunderbirdの設定エディタの内容の変更
Smart Templateでは返信ヘッダーの表示がうまく行かなかったので、
以下の暫定処理をします。
これは今回のSmartTemplate4も同じようです。
詳しくは、
Smart Template カスタマイズ暫定策
を参照して下さい。
設定エディタの内容の変更方法は、
ツール→オプション→詳細→設定オプションと移動して、

mailnews.reply_header_type→1
mailnews.reply_header_authorwrote→" " 半角スペースを設定
mailnews.reply_header_colon→値を削除

と変更します。
この設定変更は、Thunderbirdのデフォルト返信ヘッダを、オリジナルの


******* wrote:
>... 元メッセージ ...
>... 元メッセージ ...

から、

>... 元メッセージ ...
>... 元メッセージ ...


と変更し、それに
SmartTemplate4の返信ヘッダを上に追加する事により、

------------------ Replied Message ------------------
From: *****
To: *****
Date: *****
Subject: *****

>... 元メッセージ ...
>... 元メッセージ ...

という返信ヘッダが表示されるようにしている方法です。
上から5行が、SmartTemplate4による表示。
6~8行目ががThunderbirdのデフォルトヘッダー部分の表示
という組み合わせで表示させています。

ちょっと強引なので、返信ヘッダーも、転送ヘッダーも何もしないで
自由に使えるようになって欲しいですね。
他に良いアドオンなどがあればまた教えてください。

また、ややこしい改造は必要ないから、Outlook風の返信ヘッダにしたいという場合は、
Change quote and reply format
というアドオンを使用するのが簡単です。
こちらは、返信ヘッダーのみ変更が可能です。


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