2010年3月20日

必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える(3)-(カンボジア出国→ベトナム再入国)

カンボジアからベトナムへ再入国します。

カンボジアを出国:
DSCF9771_1280-10.jpg
カンボジア出国ゲート。
出国審査は、車両用ゲートでも、中央の建物でも可能です。
ここでカンボジア出国のスタンプが押されます。
出国の場合は、書類の入手、記入等は必要ないので気楽です。

カンボジア側ゲートの建物を出て、徒歩でベトナム側ゲートへ向います。
タイミングだったのでしょうか、カンボジア→ベトナムは、比較的人が少なかったように感じました。
当然、呼び込みも殆どありませんでした。
DSCF9571_1280-10.jpg
カンボジア側から見たベトナム側ゲートの建物。
塔があったり、カンボジアに比べて大きくて立派です。





ベトナムへ再入国:

ベトナム側ゲートの建物に入りまず、入口付近で白い入出国カードを探します。
ところがどこにもおいてありません。
その内に、机に座った紺色の上下の服を来たベトナム人から、「パスポート!」と呼び止められます。
パスポートを渡すと机の引き出しから白い入出国カードを取り出して記入し始めます。
何が起こっているか理解するのに1秒ほどかかりますが、これもまた代筆屋という事がわかります。
そこで入出国カードが欲しいというと、「$1、コーヒー代だぜ。」と言い出したので、はっきり「No」と言って、パスポートと入出国カードを貰い自分で記入しました。
結局ここもカンボジア側と同じで、用紙はどこかに隠してあり、代筆屋が横行するという状況でした。
このエントリーを読んだ人は、入り口近辺で机に座っているベトナム人に、「ENTRY CARD」と言って入出国カードを貰い自分で記入する事をお勧めします。
彼らが勝手に書き始めたら、はっきりNoと言って自分で記入する事。
外国人にとってはたかが1ドルだからいいだろうとこのような商売が横行しているようですが、我々の感覚から言うととんでもなくおかしいので、普通にすんなり通過したいものです。


DSCF9774_1280-10.jpg
ベトナムヘの再入国審査。
タイミング(平日のお昼ごろ)なのか、ガラガラでした。


カンボジアへ入国せず、ベトナム出国→ベトナム再入国をしようとした場合、この再入国審査でカンボジアの入出国スタンプが無いと入国出来ないと拒否されますのでご注意を。
ただしここで、先程の紺色の上下を着たベトナム人が寄って来るので30万ドンを払えば、カンボジアのスタンプ無しで入国出来るよう便宜を図ってくれます。ベトナム恐るべし・・・。
カンボジアのスタンプ無しでベトナムへ再入国した場合、VISA延長などが出来ないようです(2010年3月現在)のでほとんど意味がありませんね。

DSCF9574_1280-10.jpg
ゲート側から見たMoc Bai側の様子。


ゲートを出てから、バスの待つ駐車場まで徒歩で戻ります。
それから、路線バスに乗ってホーチミンまで戻りますがここでまた注意する事が一つあります。
DSCF9589_1280-10.jpg
バス待合所の様子。


DSCF9795_1280-10.jpg
バス側から見た待合所の様子。
まあ、食堂があったり物売りがいたり人が多くてよくわからないですね。


それは、同じバス番号のバスでもベンタン市場に戻らないバスがある為
BENH THANHと書いてある703か704番のバス見つけそのバスに乗って下さい。
DSCF9576_1280-10.jpg
BENH THANHというサインがあるバス。これはベンタン市場付近まで戻るバスです。でも703と704のサインが混在しています(笑)。


DSCF9577_1280-10.jpg
これは、同じ704番でも、MIEN DONGというバスセンターに行くバス。全く紛らわしいです。
BENH THANH行きのバスとそれ以外のバスは交互に出発している頻度なので気をつけてください。


DSCF9596_1280-10.jpg
Moc Baiからの帰りのバスには凄い量の買い物をしたベトナム人が乗ってきます。
この写真はエアコンを10台以上買って来た人の荷物を途中で下ろしている所。
下ろした荷物はバイクで持ち帰っていました。
確かにこの方法だと車1台仕立てるより安いのでしょうね。


最後にもう一つ。
Moc Baiからのバスは、ベンタン市場のバスセンターが終点ではありません。
ベンタン市場手前のNEW WORLDホテルの手前付近のLe Lai通りで降ろされますのでご注意を。
DSCF9824_1280-10.jpg
Le Lai通りから見た2010年3月現在建築中のNEW WORLDホテルのタワー棟。
いつ完成予定なのでしょうか。


【当サイトの関連エントリー】
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その1 (ホーチミン→Moc Bai)
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その2 (ベトナム出国→カンボジア入国)
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その4 (国境のスーパーマーケット)
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その5 (カンジア側の町BAVET)


べとなむぴーぷるバナー




通常直行バスやベトナム人にお願いして国境越えをすると思いますが、こうやって自力で路線バスを使って国境を超えてみるのもひとつの経験です。
バイクタクシーや代筆屋等いろんな商売をしている人がいて、どう関わっているのかがわかります。後述のエントリーに出てくるDuty Freeのスーパーマーケットや、カンボジア側のカジノに行く楽しみもあります。


という事で随分長くなってしまいましたが、
ホーチミンからカンボジアヘ出国してホーチミンへ戻って来る場合の最低必要料金は、

路線バス代: ホーチミン-Moc Bai往復 50000ドン
カンボジア観光VISA代: $20

となります。これは2010年3月時点での値段です。
バス代、VISA料金などは変更の可能性がありますのでお気をつけ下さい。

また国境を徒歩で超える場合は、日焼け対策、水分の補給を十分に行って下さい。






PV011646_1280-10.jpg
PV011647_1280-10.jpg
ベトナム側ゲート手前にある店にいた呼び込みの兄ちゃんたち。
カメラに気づいて、写真撮れよ!って手を振っていました。


PV011627_1280-10.jpg
こんな暑い時でも、ゲート近くで黄色い花を咲かせていた木。
綺麗な黄色で結構目立っていました。


当サイトの関連記事

Bookmarks

  はてなブックマーク - 必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える(3)-(カンボジア出国→ベトナム再入国)   

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://herethere.cressel.com/mt4/mt-tb.cgi/1231

コメントする


お詫び:コメント投稿後に反映まで時間がかかったり、
エラーが表示される事がありますが殆どの場合正常に投稿されます。
暫く待って、INTERNAL SERVER ERROR等が表示された場合、
そのままブラウザーの「戻る」ボタンで前の画面に戻ってください。
コメントは正常に投稿されているはずです。