2010年3月19日

必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える(2)-(ベトナム出国→カンボジア入国)

続きです。
路線バスは、約2~2時間半で、国境の町Moc Baiに到着します。

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この橋を渡るとすぐにMoc Baiに到着します。


Moc Baiバス停柳所:
22号線はそのまま国境のゲートに向かっていますが、路線バスは右折して手前の駐車場に入って行きます。
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22号線。
正面奥がベトナム側の出入国ゲート。
ちょっとわかりづらいですが、右側に駐車場があります。

駐車場にバスが止まると、ベトナム人がたくさん集まってきて、
「バイクタクシーはどうか?」
「カジノはどうか?」
「カンボジアのVISAはいるか?」
としつこくついてきます。ベンタン市場付近の売り子よりしつこいですよ。
ゲートまではちょっとだけ距離がありますが、徒歩で十分な距離だし、今回はすべて自力でやる為、
一切無視します。

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駐車場から、駐車場入口方面の様子。
平日だと車は少ないです。


路線バスに2時間乗っていたので当然トイレに行きたくなっているはずです。
しつこい客引きを無視して、有料(おばちゃんに1000ドン払う)ですがトイレに行っておきましょう。
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このバス待合所の後ろ側にトイレが有ります。TOILETというサインも見えますね。
有料トイレは嫌だという方は、徒歩5分のゲートまで我慢すれば無料のトイレがあります。


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バスの待合所には国境際にあるDuty Freeのスーパーで沢山の買い物をした人たちで一杯です。
食堂もあります。

それではこれからベトナム側ゲートに向います。


【当サイトの関連エントリー】
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その1 (ホーチミン→Moc Bai)
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その3 (カンボジア出国→ベトナム入国)
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その4 (国境のスーパーマーケット)
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その5 (カンジア側の町BAVET)


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ベトナム側ゲートからの出国:
さて、22号線を右折して入ってきた駐車場ですが、
まず22号線に戻ってゲートまで歩きます。
バスが入ってきた道まで戻らなくても、
バイクの駐車場がありますのでそこを通って22号線に戻ります。


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22号線とベトナム側ゲート。


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ゲート手前右側には、ちょっとした店があります。
しかしここの客引きも酷い。
ちょっと車が店に寄りそうな仕草を見せて徐行すると、
十数人の若者が車を取り囲み、ボンネットを叩いて客引きをします。
徒歩の我々は無視してゲートまで歩きます。


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ゲート近くにもこのようにバイクタクシーのオヤジたちが
屯していろいろ言ってきますが一切無視です。


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ベトナム側ゲート。
ここからベトナムを出国します。
ベトナム人も結構歩いています。


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ホーチミンープノンペン行きの直行バス等も通ります。


ゲート建物の中に入ります。
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入口付近の様子ですが、平日はあまり混んではいません。
次のエントリーで出てくる、紺色の上下の服を着たベトナム人が写っています。
彼らの正式な職業は何なのでしょうか?
明らかに呼び込みのバイクタクシーのオヤジたちとは違います。


流石に、出国審査ゲートになると、人が待っています。
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出国審査は、2つあり、右側が団体用、左側が個人用のようです。
ここでベトナムらしい事が起こります。
皆審査官の前で並んでいるように見えますが、
順番を綺麗に待っているのではなく、先にパスポートを審査官の机に置き、周りで適当に待っているだけです。
なので、まず並んでいるような人をかき分け、審査官の机の上にパスポートをおきます。
しばらくすると、審査が終わったパスポートが机の上に投げ返されるので、自分のパスポートを拾って先に進みます。
近くにいないと誰のパスポートが返却されたかわからないので皆近くて待っている訳です。
団体用の方は、ガイドみたいな人が自分たちの名前をひとりずつ読んでくれるので、
審査管からちょっと離れたところで待っています。
建物を出る前に、なぜなのか理由がわかりませんが、もう一度パスポートのチェックが有ります。
建物を出てベトナムの出国審査はは完了です。


建物を出て、カンボジア-ベトナム国境を超え、カンボジアの入国審査へ向かいます。
この中立地帯にも、やはりバイクタクシーなどの客引きがいます。
国境を挟むゲート同士の距離は200メートルくらいですが、一部のベトナム人はここでもバイクタクシーを使っています。
まあ、荷物多いい人やお年寄りもいますからね。
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カンボジア側ゲートに徒歩で向かっている所。


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国境。手前がベトナム、向こう側がカンボジアです。
結構照り返しが強いので、女性の方は、帽子、日焼け止め等を持って行くといいと思います。
ミネラルウォーターなども売っていますよ。


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ベトナム側国境。
2006と書いてあるので、2006年に完成したのでしょうか?


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こんな3輪車もあります。荷物が多い人などが利用するのでしょう。


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カンボジア側ゲートに着きました。
カンボジアのゲートはなんかタイの寺院に似ていますが、これがカンボジアので伝統的な建物なのでしょうね。


カンボジアへ入国:
カンボジア入国にはまずVISAの取得をしてから、入国審査になります。
入国審査は上の写真の左側、中央の建物で行いますが、VISAの取得は車、
バイクが通る写真右側の車両通過用ゲートで行います。
案内の為のサイン等は殆どありません。
この為、初めての人は迷ってウロウロするのですが、そこでいつの間にか出てくるのが、先程のバイクタクシーの客引屋というか代筆屋です。

VISA申請用紙(本当はゲートでもらう)やエントリーカードが目立つ所においていないので、彼らが代わりに用紙に書き込んでお金を貰おうとする商売です。
入国審査官らは知っているのですが、見て見ぬふりをしているようです。
代筆屋立ちは流石に堂々とは客引きしてきませんでした。
バイクタクシーだったり、代筆屋だったり、カジノへの案内役立ったり、彼らは臨機応変にいろんな機会を見つけてはこちらにアプローチしてきます。

という事で、彼らに任せないで通過する為、
建物右側の車両通過用ゲートで、VISA申請カードと入出国カードをもらって記入します。
VISA取得に必要なものは、
パスポート:
VISA費用: 観光VISA$20、ビジネスVISA$25
その他: パスポートサイズ写真1枚
ボッタクリ防止の為、eーVISAでの取得が便利と聞きましたが、
処理に3日間もかかる事、
値段が$25(観光VISAのみ)もする事
なので、やはり現地で直接取得するのが一番安いです。
ただし、代筆屋などに捕まるともっと高くなります。
カンボジアVISA申請用紙
Port of Entryは、カンボジアの側の町の名前、BAVETと書きこみます。
入出国カードにも必要事項を書き込みます。
カンボジア入出国カードの書き方

パスポート、写真、VISA申請用紙、$20を係官に渡して待っているとパスポートにVISAのシールが貼られて返却ます。
次は中央の建物にある入国審査ゲートに向かい入国審査を受けます。
どこに行くのかとか聞かれたりするので、「プノンペン」等と答えられるようにしておきます。決してホーチミンなどと言わないように(笑)。
審査が終わると、出国カード部分がパスポートにホッチキスされて返却されます。
パスポートにはカンボジア入国のスタンプが押されます。
建物を出るまでにもう一度パスポートのチェックがあります。
これで建物をでればカンボジアに入国完了です。
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カンボジア側のゲートの出口。
ベトナム側に比べるとかなり寂しいですね。

次は、カンボジアからベトナムへ戻って来る場合です。
必要最低料金でベトナム(Moc Bai)からカンボジア国境を超える-その3 (カンボジア出国→ベトナム入国)ヘ続く。


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