2012年4月30日

ODAに頼るホーチミン市の電線地中化案

IMG_2084_s.jpg
ホーチミンでは歩道上に凄い数の電線が走っているのをよく見かけます。
一応昔から地中化にする計画はあるらしいのです。

 ホーチミン市電力総公社はこのほど、同市人民委員会に対して、「2025年までの市内電線地中化案件」向けに政府開発援助(ODA)の誘致を検討するよう提案した。17日付カフェエフが報じた。

 同社は、今年中に市内中心部の主な交差点・道路における中電圧送電線(18キロメートル)および低電圧送電線(43キロメートル)の地中化を実施する予定。更に2015年には1区と3区、2025年までには市内全域の電線地中化工事を完了させる計画。

 なお、2015年までの同市における電力開発案件向け総工費は17兆ドン(約659億円)の見通し、この内、同市から拠出できる金額は年間6000億ドン(約23億2600万円)程度と見られている。


でも結局は、外国からのお金に頼ってしまうという事か。


ホーチミン:電線地中化事業に8200億ドン必要 - [VIETJO ベトナムニュース]
 ホーチミン市電力社はこのほど、2010年までに市内の50%の電線を地中化する計画案を完成した。それによると、今年から2008年にかけては市中心部(1、3、ビンタイン、フーニュアンの各区)で合計74キロを、2008年から2009年にかけては83キロを、2009年から2010年にかけては80キロを地中化する計画。総工費は約8200億ドン(約62億円)と見積もられている。

8200億ドン必要だけど、自力で拠出できるのは6000億ドンなので、差額2200億ドンはODAでまかなおうという事でしょうね。


ホーチミン:グエンチャイ通りの電線地中化が完了 - [VIETJO ベトナムニュース]
 ベトナム郵政通信総公社(VNPT)傘下のホーチミン市通信社(ホーチミン市テレコム)は9日、同市1区グエンチャイ通りの電線地中化工事を完了した。10日付タインニエン紙(電子版)が報じた。

 同工事はホーチミン市テレコムが投資主となり、情報通信省通信局や交通運輸省、電力会社、ケーブル会社、同市人民委員会などと協力して工事を進めてきた。

 また、同工事は米国の最新施工技術を使用した同市で初めての案件で、これにより大幅な施工期間の短縮に繋がったという。同社は今後も市内の電線地中化工事を進めていく方針だ。

グエンチャイ通りでは電線の地中化が完了したらしいですね。
どうなっているんだろう。全く電線がなくなったのかな?


<日メコン首脳会議>5カ国に6000億円のODA拠出合意 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 日本とメコン川流域5カ国による「日メコン首脳会議」が21日午前、東京・元赤坂の迎賓館で開かれた。5カ国が加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)が15年に共同体を発足させることを念頭に、国境をまたぐ幹線道路の整備など5カ国の連結の強化や経済成長を促す基盤づくりのため、日本が今後3年間で約6000億円の政府開発援助(ODA)を供与することなどを盛り込んだ「日メコン協力のための東京戦略2012」を採択した。

 会議には、野田佳彦首相のほか、フン・セン首相(カンボジア)▽トンシン首相(ラオス)▽テインセイン大統領(ミャンマー)▽インラック首相(タイ)▽ズン首相(ベトナム)--が出席。野田首相は冒頭、「メコン地域の開発と発展は東アジアの発展と安定の鍵だ。我が国のメコン地域重視の姿勢は不変で、今後も成長と繁栄を共有する環境を整備していくつもりだ」と語った。

 東京戦略2012は、09年の第1回会議で採択された「東京宣言」に代わる新たな日メコン協力のビジョンを示す文書だ。今後の協力について、(1)メコン域内の連結性の強化(2)メコン域内の格差是正を含めバランスのとれた発展を目指す(3)人間の安全保障や環境保全に配慮する中で持続可能な成長を目指す--の3本柱で進めると規定。そのうえで、経済発展を促す基盤となるインフラ整備などのため、日本が約6000億円のODAを供与するとした。

2012年4月21日には、日本が6000億円のODA拠出を決めたので、
ベトナムとしては、早速日本のODA拠出金で計画を進めるようになるのでしょうね。


当サイトの関連記事

Bookmarks

  はてなブックマーク - ODAに頼るホーチミン市の電線地中化案   

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://herethere.cressel.com/mt4/mt-tb.cgi/1693

コメントする


お詫び:コメント投稿後に反映まで時間がかかったり、
エラーが表示される事がありますが殆どの場合正常に投稿されます。
暫く待って、INTERNAL SERVER ERROR等が表示された場合、
そのままブラウザーの「戻る」ボタンで前の画面に戻ってください。
コメントは正常に投稿されているはずです。