2010年12月 8日

脊髄損傷サル、iPS細胞治療で歩けるまで回復

Category : 2010 Diary
 脊髄損傷で首から下が動かなくなったサルを、様々な細胞に変化できる人間のiPS細胞(新型万能細胞)を使って治療することに、岡野栄之・慶応大学教授らの研究チームが成功した。

 神戸市で開かれている日本分子生物学会で7日、発表した。iPS細胞を使った治療はマウスなどで実現していたが、霊長類では世界初。

 研究チームは、人間の皮膚細胞に4種類の遺伝子を導入してiPS細胞を作製。神経細胞の一歩手前の細胞に変えたうえで、サルの脊髄に投与した。サルは十数日で後ろ脚で立ち上がり、約6週間後には歩き回れるまでに回復。前脚の握力も戻ったという。

 岡野教授は「今後、より安全性の高いiPS細胞をつくる方法を開発し、人間へ投与する臨床研究を開始したい」と話している。

最終更新:12月7日(火)22時37分


再生医療を待ち望んでいる人たちにとっては、すばらしいニュースだと思います。
意外と早い時期に、再生医療技術が確立するのかもしれません。


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