2012年5月 5日

Sea Shepardが海に投棄した多量のロープ、綱は海洋哺乳類を殺す事にならないか

シー・シェパードの蛮行「どこが海洋保護か」 南極海汚染も+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
ぶ厚い鉄塊が付いたローブ、悪臭を放つ酪酸(らくさん)瓶...。海上保安庁が押収した米反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)の妨害物は、「凶器」そのものだった。これらを初めて南極海から大量に引き上げ、海保が立件に向けて動き出したことは、SSの妨害行為には屈しないという日本の姿勢を改めて示すとともに、SSを事実上擁護する豪州などへの牽制(けんせい)ともなる。

 SSは毎回、日本の調査捕鯨が始まるころに、豪州の港で人員や物資を船に積み込み、南極海に向け出港する。その際、豪州当局は一通りの税関検査を実施するが、SSが「プロップ・ファウラー」(破壊支持者)と呼ぶロープは、凶器と見なさず、押収していない。

 鉄塊やワイヤの付いたロープは、捕鯨船のスクリューに巻き付き船を動けなくさせるばかりか、かじを破壊して航行不能にする。実際、一昨年の捕鯨の際には、ロープがスクリューに絡み、救難信号を出す事態に陥っている。

 南極海は極寒の海で隔絶された海域で、救難信号を出したとしても、付近を航行する船も少ない。最も近い豪州やニュージーランドの救難艇が向かったとしても、数日間はかかってしまう。


 こうした行為は、米国や豪州など100カ国以上が加盟する海洋航行不法行為防止条約に違反する。そもそも、10トン以上の妨害物を海に投げ込む行為自体が、海洋保護の観点から許容されない。豊かな生態系を守るため、南極条約やその議定書には、廃棄物の厳格な規制が明記されている。

 調査捕鯨に携わった乗組員は「SSは曲がりなりにも環境保護団体を名乗っているが、モノを大量に投げ込んで海を汚す行為のどこが環境保護といえるのか」と憤る。

 調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所(東京都中央区)は昨年、SSの本部のある米ワシントン州で、妨害差し止めを求める訴訟を起こすなど、法的手段を使う手法に切り替えている。

 仮処分申請は1審で退けられたが、納得できる理由はなく上訴した。ロープなどの大量押収でSSの妨害行為を明らかにすることは、日本側が示す決定的な証拠となり、裁判が有利に傾く可能性もある。

(天野健作、モスクワ 佐々木正明)


crm12050314510008-p1.jpg

crm12050314510008-p2.jpg
日本鯨類研究所が産経新聞などに公開したシー・シェパードからの押収物=東京都調布市(松本健吾撮影


日本のニュースサイトは、しばらくするとニュース記事をネット上から削除してしまうので、
このエントリーでは本文と一部の写真を引用してエントリーします。

私は動物愛護/保護の運動には反対はしませんが、
過激な団体が行う暴力行為には反対です。
特にメディアなどを利用して暴力行為を行っているようなSea Shepardのやり方は反対です。


ところでこのニュースで報道されているおびただしい量のロープ類。
これって日本側が回収しただけの量なので、実際にSea Shepardが海洋投棄した量はこれらの数倍になるでしょうね。
これらのおびただしい量のロープはそのままにしておくと、
イルカ、鯨、大型の魚(マグロ、ハタなど)が絡まって相当数が死んでしまうのでは?
本末転倒ですね。

それともSea Shepardは自分たちが投棄したロープなどはすべて回収しているのでしょうか?



当サイトの関連記事

Bookmarks

  はてなブックマーク - Sea Shepardが海に投棄した多量のロープ、綱は海洋哺乳類を殺す事にならないか   

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://herethere.cressel.com/mt4/mt-tb.cgi/1710

コメントする


お詫び:コメント投稿後に反映まで時間がかかったり、
エラーが表示される事がありますが殆どの場合正常に投稿されます。
暫く待って、INTERNAL SERVER ERROR等が表示された場合、
そのままブラウザーの「戻る」ボタンで前の画面に戻ってください。
コメントは正常に投稿されているはずです。