2006年9月14日

飲酒運転防止車の開発

 日産自動車やトヨタ自動車など自動車メーカーが、飲酒運転を防止する装置を搭載した四輪車の開発を相次いで検討し始めた。これまで衝突時の衝撃緩和や衝突防止などの安全対策に力を入れてきたが、飲酒運転による死亡事故が後を絶たない中、自動車メーカーとしても飲酒対策が不可欠と判断した。

 日産は、飲酒をした人が運転席に乗り込んだ場合、呼気から一定量のアルコールが検知されると、エンジンがかからなくなるような装置の開発を検討している。トヨタも渡辺捷昭社長が「交通事故を起こさない車づくり」という目標を掲げており、飲酒運転防止車の実用化を目指して検討を始めた。

 ただコストや抑止効果、交通関係の法律との兼ね合いなど、検証が必要な課題は山積しており、両社とも実用化の時期は未定という。【小川直樹】

毎日新聞 2006年9月13日 20時16分



飲んだら車は動きません-。日産自動車が、運転者の呼気からアルコールが検知されるとエンジンが始動しないなど、飲酒運転の防止装置を搭載した自動車の開発に乗り出すことが13日、明らかになった。飲酒運転死亡事故が多発している現状を踏まえ、自動車メーカー側にも飲酒運転を予防する努力が必要と判断した。

 国内の自動車各社は、これまで衝突時の車の安全対策に関する研究開発には力を入れてきた。しかし飲酒運転防止策は、ほぼ手付かずの状態。危険運転致死傷罪が2001年に新設されるなど、世論は飲酒運転を厳しく受け止めており、他のメーカーも本格導入に取り組むことになりそうだ。

 日産は、今月初めに開いた研究・開発部門の会議で、飲酒運転の防止装置を搭載した自動車の開発に着手する方針を決めた。

 例えば①運転席に取り付けたストローのような管に運転者が息を吹き込み、一定濃度以上のアルコールが検知されるとエンジンがスタートしない②酩酊(めいてい)状態だと正確に打ち込めないように、ケタ数の多い暗証番号を設定してエンジンがかからないようにする-などの装置搭載を検討する。

 欧米では、自動車に後付けする形で、こうした装置が活用されており、日産は「開発はそれほど難しくない」(幹部)としている。


飲酒運転の事故が毎日ニュースになっているこのごろですが、確かに今の技術力では何とかなりそう・・・。
と思ってネットを探していたら、以下の記事を発見しました。

米国で導入進む「アルコール検査に合格しないと動かない自動車」

その中で、
車内の空気や指の接触だけで血中アルコール濃度を測れる装置の開発につながってほしい
という部分がありますが、


  • 社内の運転転籍側の空気のチェック
  • 指の接触で血中アルコール濃度の測定。ハンドルにセンサーがあるのがベスト?
  • エンジンが始動してから、運転手が変わったり、離席した場合の対策

等を解決する必要がありますが、複数の条件をアルゴリズムに加える事で確率が上がると思います。
また、走っている車を制御するわけではなく、始動を制御するので結構思いっきりやっていいと思います。

コストとか初めは問題だとは思いますが、「飲酒運転」はいわゆる法律違反→犯罪である訳で、アメリカのニューメキシコ州のように法律によって規制してもいいのではないでしょうか?
禁煙の区域も法律で広がっていますよね。
それと同じで飲酒運転の規制も強力に広げていってよいと思います。

拳銃や刃物をちらつかせて町を歩いていたら、逮捕されるのと同じように、飲酒運転は凶器を持って走っているのと同じで、犯罪として逮捕し厳罰で対処する必要があるのではないでしょうか?


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