成田空港、LCCターミナル建設見送り
成田国際空港会社(NAA)は、予定していた格安航空会社(LCC)専用ターミナルビルの建設を当面見送り、来年度事業計画に盛り込まない方針を固めた。専用ターミナルの新設でLCCの誘致実現に弾みをつけたい考えだったが、ビルなど施設利用料などをめぐり、LCCとの交渉で折り合いが付かないケースが増え、戦略を練り直すことにした。NAAは10月、発着枠の拡大について周辺自治体などと合意。現在の年間22万回から2011年度中に25万回、12年度には27万回、最終的に30万回へ拡大する。羽田空港の国際化に対抗する差別化戦略としてもLCCを積極的に呼び込み、首都圏空港としての機能を拡充する方針を打ち出してきた。
この際、既存のターミナルビルでは容量的な限界が近いことに加え、LCCにとっては施設利用料の高さが低運賃の維持には障壁になるといった事情もあり、低コストで利用できるLCC専用ターミナルビルを来年度中に建設する方向で準備を進めてきた。
しかし、成田空港への就航を希望するLCCは多いものの、施設利用料の引き下げ幅の要求が想定よりも大きく、引き下げに応じた場合は、50億円程度かかる建設費や運用コストの回収が難しいことが判明。
また、会社更生手続き中の日本航空が一部路線から撤退したことで、既存ターミナルビルに空きができたこともあり、当面は新ビルの建設などを見合わせることにした。
今後もNAAはLCCを積極的に誘致する方針は変えず、12年度までの中期経営計画の中でLCC向け施設の拡充策を改めて検討していくという。(高山豊司)
たまたま、見たニュースですが、このような事をやっていたらますます国際競争に取り残されると思います。
建設費を国が一定期間肩代わりすると貸して空港の競争力をあげないと、成田はどんどん取り残されていくと思います。
といっても、夜間離発着が出来なくて、都心から離れている空港である成田は、
どうしても不利な訳で、羽田を早く拡張してLCCも発着できるようするのが方懸命。
やれやれ、勢力争いばっかりしている暇はないよ民主党!
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